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つくもがみの家


つくもがみを襲う破壊者「怨念体」

つくもがみの世界では「怨念体(おんねんたい)」と呼ばれる敵がいる。
人間が捨てたモノに負の感情が芽生えて破壊活動を行うモノ。
怨念体の強さを危険度で表し注意喚起している。




オオミハサ

跳躍と大きな顎による噛みつきを得意とする。
それらによる攻撃も危険だが、子分格であるコミハサと連携し攻撃する。
コミハサはオオミハサの動きを見て連携をとるようで、観察すれば合図が見て取れる。
様々な色や形のバリエーションが報告されているが、能力は大体同じ。

弱点はのど元にあるコアで、口を開けた時に攻撃できる。
特に活動力を失ったときは口を開けることが多く狙い時である。
仲間に負の力を分け与えて回復させるが、その時も口を開ける。

ランバオッサ

空中を泳ぎまわり群れで襲い掛かる。
複雑な動きで翻弄してくる。
多方向から群れで襲い掛かるため、攻撃を読みにくい。
背びれのような部分を使って子分とコミュニケーションをとる。

熱を加えると背びれの動きの自由を奪うことができる。
意思の伝達や姿勢制御が不安定になるので、炎の力で戦うのがよい。

アカユイワイ

6本の脚と4枚の羽で飛び回る。
素早い動きと小さな体のせいで攻撃を当てるのが難しい。
さらに負の感情による毒を含む水滴を飛ばした攻撃を使ってくる。
空を飛びながら毒による攻撃を行い相手を弱らせる。
基本的な攻撃力自体は高くない。

毒の水は空気中の水蒸気を露にしているようで、空気を冷却する仕組みがある。
そのシステムを熱によって乱すことで弱らせることができる。
よって、炎の力のこもった武器などが有効。

キウェチバ

非常に硬い外殻とそれをつなぐしなやかな腕や胴体から成る。
殻の中に負の気力をため込み、大砲のように発射する。
腕自体の攻撃力も高い。
また、殻の中に閉じ込めての攻撃も行う。
動きは緩慢だが、どの距離にも強力な攻撃ができる。

殻の内側の発射機構が弱点で、力をためる際に露出する。
そこを狙う際は発射の挙動に注意する。

ターヴァターラ

着火可能な脚部と箱型の胴体から成る機械のような怨念体。
脚部からの着火は攻撃だけでなく移動にも使われ、ジェットのように移動する。
その瞬発力はかなりのもので、加速中にぶつかっても怪我をしてしまう。
さらに、箱の中には黒い銃弾のようなものが装てんされており、これを発射して攻撃する。
この弾は着弾点で発煙筒のように毒の煙を出し続け、近寄るものを蝕む。
これらの攻撃を組み合わせ、複雑な動きで翻弄する。

弾や着火燃料には限りがあるようで、周囲の負の力を取り込まないといけないようだ。
弾切れや燃料切れを起こしているときは攻撃の手が緩む。
その間に一気に攻め込むのが良い。

ヴァラキンゾ

油の染みた大きな尾と電撃を放つ頭を持つ怨念体
尾からは負の感情の油をばらまく。
この油はしばらく地面に残り続け、その間に踏むと油が付着してしまう。
頭部から発射される電撃が油に当たると着火し、青い炎を上げる。

炎や雷の力で攻撃するとヴァラキンゾ自身に着火させることができる。
これにより体力を削ることはできないが油をすべて消費させることができる。
油はコアから染み出ているようで、再度潤滑させるために結び目部分のコアが露出する。

フェクリシル

杖を持った怨念体で魔法を扱う。
フェクリーというチョウのような怨念体を数匹従えていて、それを操ることもできる。
フェクリシルの放つ魔法は単純だが、連携されると厄介。

従えてるフェクリーは強力ではないので先に倒しておくとよい。

フェクリーに力を分け与えて復活させることがあり、その際に動作を止める。
頭部のコアも狙えるためこの隙に一気に攻めるとよい。


ツノヘビ

大きな角としなやかな胴体を持った怨念体。
胴体の柔軟さを活かし、尾による薙ぎ払いや、飛び込み攻撃を行う。
中でも角を振り回す攻撃は非常に強力。
とぐろを巻いた際は一気に飛びかかってくる危険が高い。

角を酷使したり、角の付け根を攻撃されると、角を束ねている部分が緩む。
その中に弱点のコアがあるため、しめなおされる前に狙っていくとよい。
頭部にも赤いコアがあるため結び目より効果は低いが狙うことができる。

マイボリン

光をばらまきながら空をゆらゆらと浮いている怨念体
巻き散らされる光の粒に焦燥の感情が込められ、高い熱を持っている。
この光に振れると火傷してしまうため注意が必要。
光をばらまきながら追いつめるようにじわじわ迫ってくる。

光は吸収しないと出せないようで、日のあたるところなどで光を集めることがある。
その間は無防備なことが多く、隙が生じやすい。
また自分より強い光に反応し激高する。
これを利用すればわざと怒らせて結び目に隠れたコアを露出させることも可能。

コッスイ

細かなゴミが核となり水を操って浮いている。
操っている水は黒く見える。
普段は操る水の半分ほどを自身にまとわせて防御目的に使っている。
攻撃用の水は周りの水や水を吸う物質に隠していることが多く、不意打ちに注意が必要。
水を攻撃することも無意味ではなく、コントロールできる水の量を一時的に減らすことができる。

コントロールできる水の量が減ると激高しすべての水を攻撃に使用する。
その際は本体のコアが狙えるため、相手の攻撃をかいくぐり反撃するチャンスとなる。
雷の力を使うことで多くの水をコントロール外に置かせることもできるため重宝される。

カホスーメ

屋外の水辺を好む、大型の怨念体。
頭と尾から水を出すが、この液体には粘着性がある。
これに絡まると動きを取りづらくなってしまう。
基本的に動きは緩慢だが、粘性液のせいで動きが取れないと巨体に押しつぶされ危険。

足や首などの柔らかな部分は炎に弱く、熱により強度を下げることができる。
喉元の入り組んだ部分にコアがあるため、首を熱で弱め、頭が上がらなくなったところを狙うとよい。

ハイメカリュウ

細長い体に電撃を放つ多くの手足を持つ怨念体。
ゆっくりと宙を移動するが、ほぼ常に電気を纏っているため隙がない。
電撃による攻撃のほかに発熱機器による攻撃もする。

尾の先に電気を操る重要な部分があり、そこを外させることでコントロールを狂わせることができる。
また、水の力を受けると感電し、電気のコントロール力を乱すことができる。
これらの方法で身にまとう電力を下げたり、纏えない状態にすることが可能。

ガネリヴァ

巨人のような姿をした怨念体で、頑強な胴体としなやかな四肢から成る。
右手の剣は氷を纏い、左手の銃は炎を発する。
巨体も相まってその攻撃範囲と威力は非常に高い。
また、剣にまとった氷の中に炎を噴射して、氷を割ることで広範囲を攻撃する。

弱点は腕の付け根の結び目で、普段は高い位置にある。
大ぶりな攻撃の最中に狙うことができる。
また、武器を攻撃し続けると落とすことがあるため、拾う際に大きな隙が生じる

ホカリビシ

浮遊する光る綱のようなものの集合体。
短い綱(腕と呼ぶ)は近くに槍のような武器を2本浮かせている。
腕から武器を飛ばすほか、腕から光線を出して攻撃する。
また、腕を自在に操り、まるで別々の個体であるかのように連携する。

腕の連携制度や能力は月の満ち欠けに関係していると考えられている。
新月の日に最も強く、満月の日には衰える。
このメカニズムが解明できれば、大幅に戦力をそぐすべが見つかるかもしれない。

ノラウフラウ

ドレス姿のような人型怨念体で、胸に剣が刺さっている。
ドレスの裾からは毒が出ていて、体力を奪ったり麻痺させたりする。
怒りだすと胸の剣を抜いて暴れ出す。
巨大な権を軽々と振り回し、その威力も高いため暴走状態は危険極まりない。

この暴走状態の間、剣が刺さっていた胸部からはコアが露出している。
ここを狙うことで効果的に攻撃できる。
しかし懐に飛び込むことになるためリスクを負うことになる。

ボーンアンブ

2本の爪と6本の脚で闊歩する非常に大型の怨念体。
大地の覇者、歩く巨塔などの異名を持つ。
歩くだけでも脅威だが、爪と脚を使った攻撃は非常に強力。
脚にある溝や筒状の胴体の中には水に似た性質の負のエネルギーをためる。
それを放出することで周囲や遠距離に攻撃できる。

水のようなエネルギーの性質を逆手にとって、雷の武器で攻撃すれば効率的に攻撃可能。
また、雷や火の力によって水のようなエネルギーが不足すると、倒れることがある。
その間は筒状の胴体の中のコアを狙えるチャンスである。

ドランボーグ

安全域とされていた土地に突如現れた強力な怨念体。
伝承の龍のような姿をしている。
強靭な四肢には鋭利な爪があり、それを使って攻撃するほかに、牙を発射してくる。
それらすべてが鋭く重い一撃で、危険極まりない。

弱点は翼にある羽の束ねられた箇所と推測される。
弱点を集中的に狙ったところ、攻撃により羽が分離し無数の剣になったという報告もある。
弱点への攻撃はかえって危険なのではないかという意見もある。
引き続き調査が求められる極めて危険な存在である。
そのため、最高クラスの危険度6に認定された。

ぺぺぺ